ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンが存続の危機 冷泉彰彦
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ニューヨーク市の中心部にある多目的アリーナ、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)の存続が危ぶまれている。ロックコンサートや政治集会の会場、プロバスケットボールのニックス本拠地などで知られる。ニューヨーク州政府は昨年7月、MSGを取り囲む一帯に建つビル群を取り壊し、新たに超高層ビル10棟を建設する大規模再開発計画を承認した。MSGの地下にある鉄道駅、ペンシルベニア駅のコンコースや通路も拡張するとしている。
計画はMSGをどうするかについては触れていないが、2月1日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』は「真上にMSGが鎮座したまま駅を改修するのは非常に難しい」とする著名建築家の談話を載せた。
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