大阪府・市の首長・議員選でIRが争点に 悩ましい公明議員
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「IR(統合型リゾート)が争点になるのは間違いない」。4月9日投開票の大阪府知事・大阪市長選、大阪府議・大阪市議選をめぐり、公明党の大阪市議の表情は険しい。府議会ではIR推進派の大阪維新の会が過半数を握り市議会でも最大会派。公明もIRに賛成で議会は賛成派が押さえ、府は両議会を経てIRの区域整備計画を国に申請した。
一方で昨年、市民団体がIR誘致の是非は府民が決めるとして住民投票を求め、実施に必要な法定数の署名を獲得。維新や公明の反対で実現しなかったが、根強いIR反対の声が可視化された。国の審査は継続中で、IRの建設予定地である大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)の地盤が問題となっている。
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週刊エコノミスト
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