経済・企業深層真相

株主提案で社外取締役3人解任 揺れるフジテック

 エレベーター大手のフジテックは2月24日に臨時株主総会を開いた。開催は筆頭株主で17.26%を保有する香港投資ファンドのオアシス・マネジメントの要求によるもので、社外取締役5人全員の解任と自ら提案する新社外取締役6人の選任を求めた。

 事の発端は昨年5月。オアシスはフジテック株を9.73%に買い増したのを機に、創業家出身の内山高一社長(現会長)がフジテックを私的利用していると批判し、内山社長の再任反対キャンペーンを展開。同6月の株主総会では、開催直前に内山社長の取締…

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週刊エコノミスト

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