経済・企業THE MARKET

《今週のポイント》米連邦公開市場委員会(3月21~22日) 窪谷浩

政策金利見通しの引き上げ幅に注目

 3月21日から2日間の日程で、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。3月会合では政策金利の引き上げ継続が見込まれる中、2023年入り後のインフレ高止まりなどを踏まえて、FOMC参加者の政策金利見通しがどの程度上方修正されるか注目される。

 前回(2月)会合を振り返ると、米連邦準備制度理事会(FRB)は市場予想通り0.25%利上げし、政策金利を4.50~4.75%とした。利上げ幅は22年11月会合の0.75%から2会合連続で縮小した。一方、先日発表された2月会合の議事要旨では「インフレ見通しの上振れリスクが政策見通しを形成する上で引き続き主要な要因」であるこ…

残り453文字(全文754文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事