新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 編集後記

北條一浩/桐山友一

編集部から

 書店が大好きで週に5日は行くが、昨今は閉店の話題ばかりだ。実際、全国の書店数は一貫して右肩下がり。しかし、私は書店関連ツイートを毎日注視しているから断言できるが、個人で書店を始める人は確実に増えている。そうした声はニュースにならないが、「つぶやき」としてちゃんと届いている。

 そんな中、注目したいのが「カライモブックス」だ。「カライモ」とは南九州でサツマイモを表す語。京都市で古書店を営んでいた同店の夫婦は、熊本県水俣市に移住し、夏に再オープンする。店の場所は2018年に亡くなった作家の故・石牟礼道子さんの自宅。水俣病患者の壮絶な苦しみをつづった『苦海浄土』の作者である。

 石牟礼さんを敬愛し、文通してきた夫婦の思いと、石牟礼さん亡き後も家を残したい地元の願いが合流して実現した新書店。オープンしたら、本誌で取材したいと思う。

残り842文字(全文1212文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事