《欧州株》好調LVMHがけん引 田中純平
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欧州株は長らく米国株の陰に隠れた脇役だった。米国株は2021年までアマゾン・ドット・コムなど大型成長株が株価上昇をけん引したが、欧州株は大型成長株の比率が低かったことなどもあって後塵(こうじん)を拝した。しかし、22年以降はStoxx(ストックス)欧州600指数が米S&P500株価指数を上回る展開となり、潮目が変化しつつある。
足元の欧州株をけん引するのは、業績が好調な高級ブランド大手、仏モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)だ。米誌『フォーブス』が4月1日に発表した「世界長者番付」23年版では、同社のベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者(CEO)が1位となり、昨年1位だった米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOを抜いた。
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