マーケット・金融THE MARKET

《長期金利》0.4%台で当面均衡 村上太志

 米欧発の金融不安の影響もあり、日本の金利は大きく低下したが、4月に新たに国債が発行されると、10年国債利回りは0.4%台に上昇した。インフレの警戒が続く米国では、今後徐々にインフレ率の水準が切り下がる可能性が高いため、米国の追加の利上げ余地は限定的で、金利上昇圧力も抑制されたものとなろう。

 日本の金利も欧米金融不安の一服や経済指標の改善で上昇しても、再び投機筋主導でイールドカーブ・コ…

残り292文字(全文486文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事