《今週のポイント》タイの国内総生産(5月15日)斉藤誠
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観光業がけん引し景気持ち直しへ
5月15日にタイで1~3月期の国内総生産(GDP)が公表される。タイ経済は昨年、新型コロナ規制の緩和に伴う観光業の回復や景気刺激策を受けて上向いていたが、10~12月期は財貨輸出の急減とコロナ関連の政府支出の減少により実質成長率が前年同期比1.4%増(前期は同4.6%増)と低下した。
1~3月期は観光業と民間消費にけん引された景気の持ち直しが予想される。まず1~2月の外国人観光客数は月平均213万人となり、流入ペースが前期から月30万人増加している。観光業の回復に伴う良好な雇用情勢と政府の買い物振興策が追い風となり、1~2月の民間消費指数は前年同期比4.0%増(前期は同5.4%増)と、堅調を維持している。
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週刊エコノミスト
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