G7環境相会合コミュニケで解釈が割れる「化石燃料」
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主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合で4月に採択されたコミュニケ(共同声明)を巡り、解釈が割れている。「排出削減対策の講じられていない化石燃料の段階的廃止」との文言について、化石燃料には天然ガスが含まれるので、将来の天然ガスの廃止をほのめかしたという読み方と、化石燃料全般における排出削減の必要性を改めて強調したとの読み方だ。
第一の「『段階的廃止』解釈」は一部メディアが報じた。確かに過去の関連文書で「石炭火力発電」とあった表現を「化石燃料」に変えたのだから、天然ガスも例外でなくなったとの見方は成り立つ。
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週刊エコノミスト
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