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国際・政治 闘論席

立憲民主党の生き残る道 古賀茂明

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

古賀茂明の闘論席

 G7首脳会議のお祭り騒ぎもあり、岸田文雄政権に追い風が吹く。衆議院解散総選挙が近いともいわれるが、それで一番苦しいのが立憲民主党だ。支持率で日本維新の会に引き離され、まだ150人の立候補者も確保できないが、泉健太代表は、150議席取れなければ代表を辞めると宣言した。

 無謀だという声が多いが、その予想を覆す秘策がある。

「改革」を旗印に掲げ、維新と真っ向勝負するのだ。まず、「維新の改革は、サッチャー、レーガン時代の古い改革だ」と切って捨てる。古い改革は、効率一辺倒。小さな政府と規制撤廃・緩和だけで世の中が良くなると考えたが、貧困・格差の拡大、環境エネルギー問題の発生、不正の蔓延(まんえん)といった副作用ばかりを招いた。そこで世界は、効率から公正を求める改革へとかじを切ったのだ。

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