台湾政府の外国人労働者拡大策に労使反発 井上雄介
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少子高齢化による深刻な人手不足に対応するため、台湾労働省は5月、製造業や建設業などで外国人労働者の受け入れを拡大すると発表した。早ければ6月中旬にも計2.8万人増える見通しだ。
製造業のうち、水産加工、豆腐製造、船体加工では外国人労働者の割合を15%から20%へ引き上げる。作業の自動化が難しく、労働環境が過酷で台湾人に敬遠されているためだ。製造業に限り、既に国内にいる外国人労働者の採用枠を別に新設し、全体の5%まで認める。人手の確保だけでなく、失業や失踪を…
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