ニューヨーク地下鉄で増える“突き落とし” 冷泉彰彦
有料記事
コロナ禍による治安悪化の中で、ニューヨーク市内では地下鉄駅での「突き落とし」犯罪が増えている。多くの場合、衝動的な無差別犯行や人種差別的なヘイトクライムだ。2021年には21件、22年には25件と増加の一途で、5月末にもレキシントン街駅で35歳の男性をホームから突き落として重傷を負わせた39歳の男が逮捕された。
対策として地下鉄の運行母体であるMTA公社では1億ドル(約140億円)を投じ、タイムズスクエア駅など主要な3駅でホームドアの設置を進めると発表した。
残り327文字(全文559文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める