賃上げ目立つカリフォルニア シリコンバレーは年収10万ドルも低所得者層 土方細秩子
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世界的にインフレが広がる中、西海岸では賃金の上昇が目立ってきた。カリフォルニア州当局が6月に発表した調査によると、ロサンゼルス郡居住者の今年の中間所得は年収ベースで9万8200ドルとなり、前年同期比で約8%アップした。1ドル=144円で換算すれば、この1年で約100万円増えたことになる。
このため、政府提供の低所得者向けサービスを受けられる年収の限度額も大きく引き上げられた。例えば、低所得者向け住宅に申し込める限度額はロサンゼルス郡で7万650ド…
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週刊エコノミスト
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