日産に10億ドル損賠請求のゴーン元会長の“恨み”の深さ
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日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏が、逃亡先のレバノンで、日産などを相手取り、10億ドル(約1400億円)以上の損害賠償を求める裁判を起こしている。7月18日に開かれた日本外国特派員協会(東京)のオンライン記者会見でゴーン氏は「日産は私に修復不可能な損害を与えた。賠償を求める」などと訴訟を起こした理由を説明し、経営陣に対する厳しい批判を繰り広げた。
ゴーン氏は「レバノンで提起されているのは刑事訴訟だ。同国では刑事訴訟に対しての出頭が求められる」と強気な姿勢を見せている。ただ、ゴーン氏の訴えについては、「現実味がない」(報道関係者)とする見方もある。
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