国際・政治 ワールドウオッチ

ドイツでヘアードネーションを体験 柿添紘光

寄付を前提とした散髪に応じてくれるドイツの理髪店 筆者撮影
寄付を前提とした散髪に応じてくれるドイツの理髪店 筆者撮影

 ドイツは日本に比べると寄付の文化が発達しているのではないか。街でも沿岸救助や高齢者施設向けの寄付の広告を見かけるし、幼稚園のお祭りの軽食や遊具も寄付で賄われる。寄付は実働でも貢献できる。介護の手伝いや地域のイベントでのテント設営も立派な寄付なのだ。

 筆者は7月、いっぷう変わった寄付を体験した。自分の毛髪を寄付したのである。理髪店で髪を切ってもらい、帰宅後に封筒に入れて郵送する。寄付先をネット上で選択でき、自分の願う形で利用…

残り322文字(全文536文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事