最低賃金 初の1000円台に乗っても韓国以下
有料記事
最低賃金(全国加重平均)が、初めて時給1000円台に乗るかどうか注目された厚生労働省の審議会。労使の協議が長引き、予定より2日遅い7月26日に「1002円」(前年度比4.3%増)で決着したが、1000円台の引き上げは事実上の出来レースだ。
「1000円台」へ後押ししたのは、円安や原材料価格の高騰による急激な物価上昇だ。7月21日に発表された6月の全国消費者物価指数(生鮮食品とエネルギーを除く)は前年同月比4.2%増で、結果的に最低賃金の伸び率とほ…
残り339文字(全文564文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める