《NY市場》インフレ・利上げ動向が再び焦点に 中川幾代
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8月の米国株市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化への警戒感がにわかに広まった。米景気の想定以上の底堅さから利下げ開始の後ろ倒しが意識され、米長期金利は一時、2007年11月以来の高水準まで上昇し、株価の重荷となった。
FRBがインフレ上振れと引き締め過ぎによる景気減速という相反する二つのリスクに注視する一方で、市場はこれまでの利上げの実体経済への波及が、時間差で表れると懸念する。…
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