《今週のポイント》ECB理事会(9月14日)高山武士
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利上げ継続か、一時停止か
ECB(欧州中央銀行)は9月14日に政策理事会を開催する。
これまでECBは金融政策の決定を「データ次第」としつつも、インフレ率が目標の2%を大幅に上回っていたことから、タカ派姿勢が強かった。各理事会では利上げを決定するとともに、次回利上げの「予告」も行ってきた。2月理事会までは声明文に次の利上げ予定を明記、3月以降は声明文の記載は削除されたが、ラガルド総裁自身が質疑応答などで利上げの継続の意思を発信してきた。その姿勢が変化したのが前回7月理事会で、9月利上げについての言質を与えず、利上げ継続と停止のいずれもあり…
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週刊エコノミスト
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