英国鉄道では今なお続く車内販売 酒井元実
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日本では東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」での車内販売が10月末で終了するが、鉄道発祥の国・英国では、長距離特急を中心に車内販売が綿々と続いている。駅構内にはスーパーや各種スナックの売店、中にはプラットホーム上でお茶やビールを飲ませるパブのある駅があるにもかかわらずだ。
英国人はことのほか、温かい飲み物を好む。紅茶一択だった人々の嗜好(しこう)はコーヒーへと随分シフトしたが、それでも旅の目的地に向かう際、「熱々のお茶は欠かせない」と考える乗客が多い。発車か…
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週刊エコノミスト
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