米長期金利上昇でマスク氏さえ悲観論 テスラ株200ドル割れに
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「万事休す」のような経営危機を持ち前の楽観と情熱で何回も乗り切ってきた電気自動車(EV)大手、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)。だが、ここに来て弱気な発言を繰り返し、2024年の米経済予想に関して市場関係者に一抹の不安を抱かせている。テスラの株価も今年6月以来となる200ドルの大台を割り込んだ。
マスク氏は今年10月に行われた2023年7~9月期の決算発表で、23年12月通期に同社史上最多の180万台を売る販売目標は据え置いたものの、普及価格帯のEVを大量生産する予定であるメキシコ工場の着工は急がないと付け加え、終始慎重な姿勢を崩さなかった。
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週刊エコノミスト
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