記録的円安が韓国輸出企業を苦しめ、ソウルの物価を東京の2割増しに 嚴在漢
有料記事
輸出主導型経済の韓国で、記録的な円安が新型コロナ禍からの景気回復に冷や水をかけている。円安基調は、日本との輸出競合度が高い韓国の自動車や鉄鋼などの輸出競争力を低下させた。同じ製品をグローバル市場で取引する場合、日本製品の価格競争力が高くなるためだ。
ソウル証券街筋の試算では、対ドルで円の価値が1%ポイント下落すると韓国の輸出量は0.2%、輸出額は0.61%減る。実際、韓国メーカーは既に影響をもろに受けている。サムスン電子の兄弟会社でMLCC(積…
残り338文字(全文563文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める