新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《東京市場》企業が稼ぐ力強化 日本株再評価へ 三井郁男

 日本の株式市場は、米国の金利上昇などの外的要因により10月以降調整した。ただ、その後の外部環境の落ち着きにより、年末から来年にかけては、日本独自の要因に再び注目が集まり、堅調な展開になると予想する。

 日米の中央銀行の金融政策のスタンスはどちらかといえばハト派的だ。米連邦準備制度理事会(FBR)は引き締めから様子見姿勢に変わり、日銀は超緩和的な政策を維持している。

 金融緩和を続けながらも日銀は展望リポートで来年の物価見通しを大幅に上方修正した。民間企業の賃上げが物価上昇を後押しして2%のインフレ目標は確実に達成するだろう。これにより、日銀の金融緩和修正は早期に起きる可能性が高い。ただし、金利上昇が経済に大きな負担をかけるのはまだ先で、株式市場へのマイナス影響は当面意識しなくてよいだろう。

残り562文字(全文910文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事