《今週のポイント》インドの7~9月期GDP(11月30日)斉藤誠
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消費・投資が好調で高成長を維持
11月30日にインドの7~9月期のGDP(国内総生産)が公表される。4~6月期の実質成長率は前年同期比7.8%増と、1~3月期の同6.1%増から上昇、インフレ鈍化による民間消費の回復と公共投資の継続的な拡大が景気回復につながった。7~9月期も内需が堅調に拡大して6%台半ばの高成長を維持するとの見方がコンセンサスとなっている。
内需は好調に推移している。4~6月期の乗用車販売台数は前年同期比21.4%増(前期は同14.5%増)、国内線航空旅客数は同23.0%増(同19.1%増)となり、それぞれ大幅な増加が続いた。また鉱工業生産指数のうち投資関連セクターをみると、4~6月期は資本財が同8.3%増(同5.1%増)と加速するとともに、インフラ・建設財が同11.1%増(同13.2%増)と高成長を維持している。外需は、7~9月の…
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週刊エコノミスト
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