《NY市場》AIなど米企業のイノベーション創出力に注目 村山誠
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調査会社LSEG(旧リフィニティブ)の2023年12月1日時点の集計によれば、米主要大型株で構成されるS&P500指数企業の四半期EPS(1株当たり利益)は、23年7~9月期は前年同期比3.9%増と4四半期ぶりに増益に転じた。年間で23年は前年比微増益が予想されているが、24年以降は、EPSは史上最高を更新していくと予想されている。
米国経済については、個人消費の息切れなどで24年は減速する可能性が懸念される。にもかかわらず、米国企業の業績拡大が予想される要因としては、米国には独自の技術力やビジネスモデルでグローバルに競争力を発揮し、業容を拡大している企業が多数あり、そのようなイノベーション創出力が成長期待として織り込まれているためであろう。特に、人工知能(AI)は複数の経路で普及が進んでいくと予想される。そして、その普及は…
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週刊エコノミスト
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