《ドル・円》FRB高官の利下げ示唆と強まる弱気シグナルでドル下落基調 山本雅文
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ドル相場は対ユーロや対金(ゴールド)相場を中心に、10月にはすでにピークアウトしていた。11月には複数の米重要経済指標が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)高官から2024年の利下げ開始を示唆する発言が出始めた。市場参加者は24年3月の利下げ開始を織り込む動きを強め、ドル・円相場は23年11月13日の1ドル=151.91円をピークにようやく下落基調入りした。
ドル・円相場は日米10年金利差に沿って一時141円台へ下落したことで、一目均衡表の「雲」の下限や200日移動平均線を下回るなど、テクニカル面でも弱気シグナルが強まっている。
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