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マーケット・金融 グラフの声を聞く

今の米国株は1989年の日本株を彷彿とさせる 市岡繁男

 昨年12月、上海では30年ぶりの暑さとなったが、その1週間後、今度は40年ぶりの寒さになったという。中国では古来、自然界の異変は人間界で起きることの前兆とされてきた。この考えに基づけば、今年の各種相場は振幅が大きくなるとも読める。

 筆者がそう考えるのは、NYダウの上がり方は1989年の日経平均と酷似しており、新年早々、株価がピークアウトするように見えるからだ(図1)。89年暮れの日本株は金利が高止まりする中、投機筋が品薄株を買い上げて平均株価を急騰させた。今の米国株もIT7銘柄に資金が集中…

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週刊エコノミスト

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