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《今週のポイント》米10~12月期国内総生産(GDP)(1月25日)窪谷浩

成長率は大幅に低下へ

 1月25日に米国の2023年10~12月期の国内総生産(GDP)が公表される。高成長となった前期から成長率の低下は避けられないものの、どの程度の低下にとどまるのか、24年の金融政策の動向を見るうえでも注目される。

 7~9月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率4.9%増と5期連続プラス成長となったほか、前期(4~6月期)の同2.1%増から大幅上昇し、2%弱とされる潜在成長率も大幅に上回った。需要項目別では設備投資が同1.4%増と前期の同7.4%増から大幅低下した一方で、住宅投資が同6.7%増と10期ぶりにプラスに転じた。もっとも、成長率が…

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