《NY市場》森よりも木を見て 個別企業を選ぶ相場に 村山誠
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調査会社LSEG(旧リフィニティブ)の2024年1月19日時点の集計によれば、米主要大型株で構成されるS&P500指数企業のEPS(1株当たり利益)は、23年は前年比0.6%増とほぼ横ばいと推定されているが、24年は同10.9%増で史上最高益が予想されている。このような業績動向を織り込み、S&P500指数は24年に入り、史上最高値を更新した。
25年には同12.8%増と、史上最高益更新が続くと予想されている。米企業のイノベーション創出力、ビジネスモデル構築の巧妙さを踏まえれば、中長期的に業績拡大が続いていく予想は無理のない想定だろう。とはいえ、史上最高値更新から、高値警戒感も出てこよう。何らかのリスクの顕在化をきっかけに、株式市場が調整することは考えられる。
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週刊エコノミスト
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