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《今週のポイント》米国1月の鉱工業生産(2月15日)窪谷浩

回復が継続する見込み

 2月15日に米国で1月の鉱工業生産が公表される。全米自動車労組(UAW)ストの影響で自動車関連を中心に10月の鉱工業生産は大幅に落ち込んだ。11月以降は回復基調が続いており、1月も回復するか注目される。

 12月を振り返ると、鉱工業生産の総合指数は前月比0.1%増だった。11月の同横ばいから伸び、市場予想の同0.1%減を上回った。内訳を見ると、自動車・部品が同1.6%増となったこともあり、製造業が同0.1%増となったほか、鉱業が同0.9%増となった。半面、温暖な気温となった影響で電気や天然ガスなどの公益事業は同1.0%減だった。

 また、ストの影響で自動車・部品の生産が10月に同9.9%減と大幅に落ち込んだ結果、四半期ベースの鉱工業生産は2023年10~12月期が前期比年率3.1%減と20年4~6月期以来の大幅な減少となった。

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