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半導体立国を目指すインドで「前工程」と「後工程」計画 久保亮子

タタ・グループが「前工程」工場を建設するドレラ特別投資地域。インフラ整備が進む(インド産業回廊開発公社提供)
タタ・グループが「前工程」工場を建設するドレラ特別投資地域。インフラ整備が進む(インド産業回廊開発公社提供)

 インドで年内にも半導体ウエハーの工場が建設される。ウエハーに回路を書き込む「前工程」は高度な技術が求められるほか、安定した電力供給や浄水が必要で、実現はまだ先とみられていた。だが、インド政府は過去数年、「半導体立国」を目指し各種インセンティブを用意。技術力を持つ外資と、資金力を持つ地場大手財閥の新規参入に期待を寄せてきた。

 インド初の「前工程」施設の建設を発表したのは、地場財閥タタ・グループ。台湾の力晶積成電子製造(PSMC)と組んで、西部グジャラート州の「ドレラ特別投資地域」に設置する。投資額は最大9100億ルピー(約1兆6500億円)にも上る。

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