「もしトラ」でESG投資に変調 金融庁は「移行金融」推進
有料記事
11月の米大統領選でトランプ前大統領が勝利したら──。その可能性に備える動きがESG(環境・社会・企業統治)投資に広がりつつある。バイデン政権は電気自動車(EV)のメーカーや購入者向けに税額控除を導入して普及を後押ししたが、トランプ氏は「就任初日にそんなものは全部やめる」と発言するなどEVや地球温暖化対策に批判的だ。
ある金融庁OBは、トランプ氏が大統領に返り咲けば「ESG投資への極端な反動はなくとも推進派と反対派の折衷案として『トランジション・ファイナンス(移行金融)』に追い風が吹く」と話す。
残り370文字(全文621文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める