《今週のポイント》米国1~3月期GDP(4月25日)窪谷浩
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米GDP成長率の低下がどの程度か注目
4月25日に米国で2024年1〜3月期の国内総生産(GDP)が公表される。高成長の前期から成長率の低下が見込まれるなか、どの程度の低下にとどまるのか、今後の金融政策を見極める上で注目される。
23年10〜12月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率3.4%増と前期(7〜9月期)の同4.9%増から低下したものの、2%弱とみられる潜在成長率を大幅に上回り、好調を維持した。需要項目別では住宅投資が同2.8%増(前期:同6.7%増)、在庫投資の成長率寄与度が0.5ポイント減(前期:同1.3ポイント増)と前期から成長率を押し下げた。
一方、設備投資が同3.7%増(前期:同1.4%増)と伸びが加速したほか、個人消費が同3.3%増(前期:同3.1%増)と堅調を維持した。好調な個人消費は、株高などを背景にした家計の良好なバランスシートに加え、雇用増加により可処分所得が増えたことが大きい。
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