新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《今週のポイント》米国1~3月期GDP(4月25日)窪谷浩

米GDP成長率の低下がどの程度か注目

 4月25日に米国で2024年1〜3月期の国内総生産(GDP)が公表される。高成長の前期から成長率の低下が見込まれるなか、どの程度の低下にとどまるのか、今後の金融政策を見極める上で注目される。

 23年10〜12月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率3.4%増と前期(7〜9月期)の同4.9%増から低下したものの、2%弱とみられる潜在成長率を大幅に上回り、好調を維持した。需要項目別では住宅投資が同2.8%増(前期:同6.7%増)、在庫投資の成長率寄与度が0.5ポイント減(前期:同1.3ポイント増)と前期から成長率を押し下げた。

 一方、設備投資が同3.7%増(前期:同1.4%増)と伸びが加速したほか、個人消費が同3.3%増(前期:同3.1%増)と堅調を維持した。好調な個人消費は、株高などを背景にした家計の良好なバランスシートに加え、雇用増加により可処分所得が増えたことが大きい。

残り387文字(全文800文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事