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国際・政治 闘論席

AI搭載自動兵器の禁止がためらわれる現実的な理由 池谷裕二

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

池谷裕二の闘論席

 国防分野でLAWSといえば「自律型致死兵器システム(Lethal Auto-nomous Weapons Systems)」、つまり人の操作なしに自動で作動する殺りく兵器を指す。LAWS研究は数十年の歴史があるが、近年は人工知能(AI)の勃興によって、架空の話題から現実の問題へとシフトした。

 ウクライナとの国境から1000キロ以上離れたロシア領土内でインフラ施設を破壊するドローンの様子が公開された。映像を見た専門家たちは、AIが使用されている可能性が高いと推測する。

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