立憲・国民の“接着剤”福島伸享氏に存在感
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衆院政治改革特別委員会で「政治資金規正法」改正案の審議が5月23日から始まった。パーティー券購入の公開基準額から議員本人の連座責任まで、各党がそれぞれ思惑を秘めた改正案を提出している。その中で注目が集まるのが、立憲民主党と国民民主党間で調整役を担い、両党の共同提出にこぎつけた「有志の会」の福島伸享衆院議員(53)の動向だ。
福島氏は2009年に茨城1区から初当選(民主党)。元経済産業官僚の政策通で、17年2月の衆院予算委員会で森友学園問題を追及し、安倍晋三首相(当時)から「私や妻が関係していたら総理も議員もやめる」という答弁を引き出したことで知られる。保守王国・茨城にあって選挙には苦戦し、当落を繰り返してきたが、21年の衆院選では退路を絶って無所属で出馬。小選挙区での勝利をつかんだ。
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