国際・政治 深層真相

立憲・国民の“接着剤”福島伸享氏に存在感

衆院政治改革に関する特別委員会で意見を表明する有志の会の福島伸享氏(国会内で2024年4月26日)
衆院政治改革に関する特別委員会で意見を表明する有志の会の福島伸享氏(国会内で2024年4月26日)

 衆院政治改革特別委員会で「政治資金規正法」改正案の審議が5月23日から始まった。パーティー券購入の公開基準額から議員本人の連座責任まで、各党がそれぞれ思惑を秘めた改正案を提出している。その中で注目が集まるのが、立憲民主党と国民民主党間で調整役を担い、両党の共同提出にこぎつけた「有志の会」の福島伸享衆院議員(53)の動向だ。

 福島氏は2009年に茨城1区から初当選(民主党)。元経済産業官僚の政策通で、17年2月の衆院予算委員会で森友学園問題を追及し、安倍晋三首相(当時)から「私や妻が関係していたら総理も議員もやめる」という答弁を引き出したことで知られる。保守王国・茨城にあって選挙には苦戦し、当落を繰り返してきたが、21年の衆院選では退路を絶って無所属で出馬。小選挙区での勝利をつかんだ。

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