台湾でも広がる“お一人様”消費 林哲平
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日本ではすっかり定着している「お一人様」のスタイルが、台湾の飲食店でも広がってきた。単身世帯が急増する生活様式の変化の中で、「独食鍋物」(一人鍋)や「単女旅遊」(シングル女性の旅)といった言葉を聞くことも珍しいことではない。
台北市の女性会社員(27)は週に5日は夕食を1人で取るという。南部・高雄市出身で、4年前から一人暮らしを始めた。「最初は抵抗のあった『一人焼き肉』も慣れた。次は日本のドラマで見た居酒屋のカウンターに挑戦したい」
台湾メディアによると、ある鍋物チェーンでは1人で訪れる客が全体の4割を占める。基本の「お一人様」セットに好みの食材を追加できるのが特徴で、複数で来店しても各自が違った味付けを楽しめるサービスが人気だ。1人用の七輪で焼き肉を楽しむ店舗も増えているという。
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週刊エコノミスト
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