国際・政治 ワールドウオッチ

政権交代で変わるスウェーデン国立美術館・博物館の入場無料化 綿貫朋子

国立美術館では政権にかかわらず、いつでも20歳未満は無料だ(撮影:Cecilia Heisser、提供:国立美術館)
国立美術館では政権にかかわらず、いつでも20歳未満は無料だ(撮影:Cecilia Heisser、提供:国立美術館)

 スウェーデンではここ20年間で政権交代が3回あり、その都度、さまざまな政策が変化してきた。政権による違いが顕著で印象深かったことの一つは、文化関連の政策だ。

 例えば、「国立美術館・博物館の入場料無料化」。2000年代、最も知られている文化政策改革の一つと言われている。中道左派の社会民主党政権が、美術館と博物館を公共の文化遺産とみなし、市民が文化に触れる機会を増やすことなどを目指して、02年に実験的に導入。05年からは全国18カ所の国立美術館・博物館が入…

残り344文字(全文573文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月8日号

いまこそ始める日本株第1部18 金利復活で「バリュー株」に妙味 高配当株や内需株が選択肢に■中西拓司21 「雪だるま式」に増やす 配当重視で3大商社に投資 株式で現役時代上回る収入に ■鈴木 孝之22 プロに聞く 藤野英人 レオス・キャピタルワークス社長「銘柄選びは身近なところから学び得るのも投資の [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事