政権交代で変わるスウェーデン国立美術館・博物館の入場無料化 綿貫朋子
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スウェーデンではここ20年間で政権交代が3回あり、その都度、さまざまな政策が変化してきた。政権による違いが顕著で印象深かったことの一つは、文化関連の政策だ。
例えば、「国立美術館・博物館の入場料無料化」。2000年代、最も知られている文化政策改革の一つと言われている。中道左派の社会民主党政権が、美術館と博物館を公共の文化遺産とみなし、市民が文化に触れる機会を増やすことなどを目指して、02年に実験的に導入。05年からは全国18カ所の国立美術館・博物館が入…
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週刊エコノミスト
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