《長期金利》日銀の政策修正期待で1%台 宮嶋貴之
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5月下旬に日本の長期金利は約12年ぶりに1%台に到達した。この要因は、日銀の為替対応を意識した追加利上げや、国債買い入れ縮小の観測が市場で高まったことによる。注目すべきは、長期予想インフレ率の上昇で、10年ブレークイーブンインフレ率(BEI率、市場が予想する期待インフレ率)が、1.5%前後まで高まったことだ。これは、円安による輸入インフレ懸念や消費者物価指数が減速傾向にありながらも、…
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週刊エコノミスト
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