「アフリカの角」のジブチ 立地生かし急成長へ 森岡隼也
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バベルマンデブ海峡。スエズ運河開通後、全世界の海洋貿易の約15%を支える紅海ルートは、この海峡で最も狭くなる。地政学的に極めて重要な海峡だが、沿岸にはイエメンやエリトリアなど、内戦や不安定な内政を抱える国が多い。
その中で唯一、長期的に情勢が安定しているのがアフリカ本土で3番目の小国、ジブチである。ジブチはこの数奇な立地を活用し、貿易・通信・軍事のハブの役割を担ってきた。最先端の設備を導入したジブチ港は、内陸国エチオピアの玄関口であ…
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週刊エコノミスト
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