ドイツにもじわじわキャッシュレスの波 サンチェス
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ドイツのスーパーのレジというのは、もともと稼働率が高くない。かつては、大型店舗で10台以上レジが並んでいたとしても稼働しているのは1台や2台というシーンがよく見受けられた。
特段不満を表す消費者も多くなかったが、そうでもなかったようだ。ここ1~2年でセルフレジの導入が進むと、そそくさとそちらのレーンを利用する客が増えてきた。どの店舗でもセルフレジは、若者から主婦層にかけて頻繁に利用されている。
ただし、現金が使えない、割引商品に対応しない──などやや不便な点も見受けられる。そしてチェーンによって表示画面が異なるので、戸惑う客で行列ができてしまうことも過渡期のよくあるシーンなのだろう。
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週刊エコノミスト
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