新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《NY市場》米大統領選後の金融相場に備える 堀古英司

 米国株式市場は歴史的に秋に弱い。投資信託が10月の決算を控えて損益通算の操作(含み益・含み損の出ている株式を同時に売る)を行うことが主な要因といわれている。さらに、株式市場は選挙を嫌う。ふたを開けてみないと結果が分からない選挙がほとんどだからだ。そう考えると、今年は11月の大統領選までは、需給的にもイベント的にも、買い控えたいと思う投資家が多いのは容易に想像できる。

 一方で、株式市場に流れる待機資金といわれるマネーマーケットの残高は6.2兆ドルと、過去最高の更新を続けている。これだけ流動性が潤沢な中で、いよいよ米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和を開始する。これは米国の歴史上初めてのことだ。

残り215文字(全文517文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事