《ブラジル株》史上最高値を更新 田中純平
有料記事
ブラジル株のボベスパ指数は8月26日、終値の史上最高値を更新した。背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げへの期待がある。FRBのパウエル議長は同23日、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、「政策を調整する時が来た」と述べた。金融市場は9月の利下げを事実上宣言したものと受け止め、FRBの利下げ観測が一層強まった。
一般的に、米金利が低下すると、高金利通貨であるブラジル・レアルの魅力は相対的に高くなり、ドル安・レアル高の期待が高まる。そうなれば、国外からブラジルへの投資が増えると期待できる。結果として、ブラジル株が恩恵を受ける可能性がある。
残り194文字(全文478文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める