《ドル・円》過剰な利下げ期待の後退で再び円安の可能性も 佐々木融
有料記事
7月上旬以降のドル・円相場の下落は、日米2年国債の金利差縮小の動きにほぼ沿っている。金利差縮小の要因はほとんどが米国金利の低下だ。政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の先物は、今後1年間で2%以上の利下げを織り込んでいる。過去20年強で、ここまで急速な利下げを織り込んだことはない。
実際の利下げが1年間に2%を超えたことは何度かある。米景気後退時のことであり、1990年代後半の景気…
残り297文字(全文494文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める