《今週のポイント》ECB理事会(9月12日)高山武士
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データは追加利下げを示す
欧州中央銀行(ECB)は9月12日に政策理事会を開催する。ECBは6月に利下げに転じたものの、前回7月会合は連続利下げを見送り、データを見極めたい意向を示していた。
ECBは、9月の理事会は「オープン」として決定内容についての示唆をあまり与えていないが、市場参加者は追加利下げをほぼ織り込んでいる。特に、ラガルド総裁が重視するインフレ関連指標のWPP(賃金、利益、生産性の頭文字)のうち、これまで高止まりしていた賃金上昇率について、4~6月期の妥結賃金上昇率が3.55%となり、1~3月期の4.74%から大幅に低下し…
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週刊エコノミスト
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