ニューヨーク市では交通渋滞対策として、二酸化炭素排出量削減にも貢献が期待される、電動自転車の利用が急速に拡大している。それに伴い、リチウムイオン電池の火災被害と電動自転車を巻き込む交通事故も急増している。

　同市の昨年の自転車死亡事故のうち76％が電動自転車絡み。アダムズ・ニューヨーク市長は昨年末、電動自転車の「安全充電、安全乗車」に向けた試行プログラムを打ち上げた。当面は宅配配送者が公共スペースで安全に充電できるシステムの構…