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香港で120年走り続ける2階建て路面電車 瀨﨑真知子

香港島内を走る「ディンディン」。運賃は安く、市民の足としても欠かせない(筆者撮影)
香港島内を走る「ディンディン」。運賃は安く、市民の足としても欠かせない(筆者撮影)

 香港を代表する公共交通機関の一つ、香港電車(ホンコン・トラムウェイズ)の2階建て路面電車が7月、1904年の開業から120年を迎えた。金融街の中環(セントラル)など香港島北岸の東西主要エリアを結び、現在走っているのは165車両。最新車両は初代から数えて第7世代となる。

「叮叮(ディンディン)」。香港の人は親しみを込めてそう呼ぶ。由来の一つは、トラム(路面電車)の接近を知らせる「ディンディン!」という警笛から。変化の激しい街で、多くの…

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