新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 グラフの声を聞く

円高でLTCM事件の再来も 市岡繁男

 日本株は7月高値から最大27%も下落した後、9月2日には下げ幅の7割以上を回復した。だが、その翌々日には前日比4.2%も急落してしまう。台風の到来で夏が終わるが、株価も同じで、次はドル安を起因とする波乱の秋を迎えよう。

 8月上旬の株価暴落は、円高→円資金の調達コスト上昇で危機に陥ったファンドが日本株を損切りしたことが原因だった。同じことは1998年にもあり、低利の円を借りてロシア国債に投資したファンドが運用に失敗し、資産を投げ売って円を返済した(LTCM事件)。このためドル・円は2カ月で2…

残り374文字(全文622文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事