サンフランシスコのバイオ企業で解雇相次ぐ 瀧口範子
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サンフランシスコのバイオ企業が、大規模なレイオフ(一時解雇)を進めている。新型コロナウイルスの感染拡大期には活況を呈したバイオ企業だが、今は反動に苦しんでいるようだ。
現地企業の中でも、大規模な解雇を実施したのが、ジェネンテック社(スイス・ロシュ社の子会社)だ。がん免疫研究部門の閉鎖など組織再編を進め、4月以降、500人以上を解雇した。
サンフランシスコ・ベイエリアは現在、バイオ企業の集積地となっている。そのきっかけになったのは1976年に創業した「老舗」の同社だけに、現地の関係者にはショックが広がる。
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週刊エコノミスト
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