国際・政治 闘論席

石破総理大“臣”は「臣茂」ではなかった 小林よしのり

撮影 麻生太郎
撮影 麻生太郎

小林よしのりの闘論席

 石破は一般的には「女性天皇容認」と思われていたし、本人もそれをにおわせていたから、わしは言論イベント「ゴー宣道場」に何度も呼び、その目の前で、男系男子固執では確実に皇統が絶えることを丁寧に説明した。

 ところが石破は総裁選で権力の座が見えてきた途端、あっという間に男系男子固執を表明してしまった。恐るべきことだ。権力のためなら、皇統の永続なんかどうでもよかったのだ。

 石破に限らず、総裁選は9人も出馬しながら、女性天皇に明確に賛成した候補は一人もいなかった。国民は90%が女性天皇に賛成だから、政界と国民の間の乖離(かいり)は異常である。

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