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インドネシア新首都はフォレストシティーでスマートシティーでスポンジシティー 八木沼洋文

開発が進む大統領宮殿周辺(2024年10月24日、JETRO撮影)
開発が進む大統領宮殿周辺(2024年10月24日、JETRO撮影)

 ASEAN最大の経済規模を有するインドネシアでは今、世界屈指の生物多様性を誇るカリマンタン島(ボルネオ島)東部への首都移転計画が進められている。新首都の名称は古代ジャワ語で群島を意味する「ヌサンタラ」。首都移転はジャワ島とそれ以外の島々の経済格差是正に加え、現在の首都ジャカルタが抱える交通渋滞、大気汚染、地盤沈下といった問題の解決が目的だ。ジョコ前大統領が決断、10月20日に就任したプラボウォ大統領もプロジェクトの継続を表明している。

 新首都開発では森林景観保全に配慮した「フォレストシティー」、ICTの最新技術を活用する「スマートシティー」、水害リスクを低減させる「スポンジシティー」といったコンセプトが掲げられ、インドネシアの独立100周年にあたる2045年を目標に段階的に開発が進められる。

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