日銀当座預金前年比は2025年株価低迷を示唆 市岡繁男
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金融政策の効果が示現するには半年以上かかるという。だからであろう、日銀の当座預金前年比を半年先行させると、先行きの株価動向が読める(図1)。当座預金前年比が増加すると半年後には株価が上向き、伸び率が鈍化すると半年後には株価が失速するのだ。
当座預金前年比は2023年11月末を頂点に右肩下がりで推移している。今春から続く株価の往来相場は日銀の引き締め政策を反映していると言えよう。さらに日銀は26年3月に向けて、国債買い入れ額を四半期ごとに4000億円ずつ減額する予定だ。これでは当座預金前年比が上向くはず…
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週刊エコノミスト
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